
卵殻の大部分は炭酸カルシウムです。
炭酸カルシウムはほとんど水に溶けませんが、お酢に漬けた場合は酢酸と反応して酢酸カルシウムとなり水に溶解します。
クエン酸の水溶液に漬けた場合にも(クエン酸濃度がどの程度かにもよるでしょうが)、同様にクエン酸と反応してクエン酸カルシウムとなり、水に溶けると考えられます。
ですから、溶けたカルシウムはイオンの状態で水の中に存在することになります。
そして溶け出した分だけ、卵殻のカルシウムは減少していることになります。
石灰石のような白い粉が沈澱するとのことについて、これは実際に試したことがないので何ともいえませんが、クエン酸カルシウムは炭酸カルシウムと比べると水に対する溶解度は高いものの、酢酸カルシウムと比べると遙かに溶解度は低いので、卵殻から溶け出たものの水に溶けきらない分が沈澱しているのかも知れません。
(全くの推測です。)
また、食酢の場合は食酢の水分が卵殻に入ってしまうので食酢が減ると思われたようですが、これは正確ではなく、酢に漬けて殻がほとんど溶けてしまうと、卵殻膜がむき出しの状態となり、この卵殻膜を通して、お酢の中の水分が膜の中に入るので酢の液量が減るということです。卵殻が残っている状態ではこうはならないでしょう。
卵殻から溶け出たものは、前述のように炭酸カルシウムがクエン酸と反応して出来たクエン酸カルシウムと考えられます。
これが溶け込んだことで、クエン酸水溶液には、カルシウムイオンが存在することになります。(濃度は分かりません。)
またそれによって、どの程度かは分かりませんが、水溶液のpHは高くなると思われます。
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